衝動的

衝動的にビッグマフを踏み込み、フロントピックアップのシンラインをかき鳴らす。そこにショートディレイとリバーブを深くかけ、轟音の後の残響に身を任せ、悠々とステージを歩く。

自分が世界の中心になった気分になるのだ。

特別なことなどはないが、それだけで、その音を鳴らすことで自身を証明する。

周りのオーディエンスなどは関係ない、自分がよければそれだけで世界は祝福してくれる。

他者への思いやり、他者への関心、他者への影響などを考えている暇などあるなら、今に向かって自身を証明するのだ。そうすれば今は応える。未来はそれを見ている。明日が私たちを生かす。