精神、心

人には体の他に精神と心があるらしいですね。

"在る"というよりは"創られている"の方が正しいのかもしれない。

瞬間的に移り変わるそれは実際には目に見えない。

しかしながらそれが起こす影響は多大で人を簡単に死に至らしめるのだ。

私は精神と心なんてものは不確かで馬鹿らしいといつまでも思っている。

しかしそれは確かに私の中で躍動し、密かに私を蝕んでいるのだ。

私が死にたいと思わなくても、それは密かに私を侵し、死に魅了されるような人間に仕立てあげているのだ。

だから私は信じたくないのだ、私自身が私以外に操られているこの現状を。

私は私のはずなのに、私の中には目に見えない怪物が存在しているのだから。

私はいつまでこの内なる怪物に喰われ続けるのだろうか。